2021-05-28

お祖父様の文机をデスク兼飾り棚にリメイク。脚を外し文机としても…

お客様のお祖父様のお家で使われていたという、趣深い文机をリメイクさせていただきました。

リメイクのご依頼をくださったのは、”お弁当コンサルタント”の野上優佳子さん！

眺めるだけで食欲が溢れ出てきて「これ作りたい！」と思わせてくれる素敵レシピやお弁当に詰めるコツなどを紹介されている野上さん。

家具リメイクのお打ち合わせの際にご著書を頂いたのですが、その表紙をみた瞬間によだれが垂れそうになってしまいました。危ないw

そんな野上さんのご依頼は、文机の味わいを残しつつ、高さ850mm程度のデスク兼飾り棚にリメイクすること。

天板だけを使用してリメイクするか、引き出しも使用するかは悩んでいるとのことだったので、一緒に家具を拝見しながらご相談することにしました。

お客様の文机を色々な角度からチェックする『家具作りたいおっさん（ルーツファクトリー代表）』。

最初は、脚を取り外してリメイクすることを検討していたのですが、家具作りたいおっさんはなんだかあまりしっくり来ていない様子でした。

その理由は二つ。

一つは、脚などを分解してしまうと強度的に脆くなってしまいそうということ。そしてもう一つは、この文机の魅力を最大限生かせないことにありました。

もっと良い方法はないかと、リメイク後の机を設置予定の場所なども拝見しながら考えること数分…家具作りたいおっさんは「あ！」と閃きました。

「文机の形はこのままに、デスクとしても使えるよう外側に新しく脚を付けるのはいかがでしょう？」

新しい脚は取り外しできるようにして、再び文机としても使えるようにリメイクすると言うのです。家具作りたいおっさんはその場でラフ画を描きお客様にアイデアをお伝えしました。

「なるほど！その発想はなかったです！すごくイイですね！」とご提案を気に入ってくださったお客様。私も、これは素敵なリメイクになる予感！とめちゃくちゃ楽しみになりました。

ふふふ、みなさん、どんなリメイクになったと思いますか？

きっとみなさんの想像を超えた可愛さです♪( ´▽｀)

というわけで、さっそくリメイク完成後の姿をご覧ください。こちらです！

この絶妙なバランス！個性的な形ですが、違和感はなくよく馴染んでいます。

さり気なく補強を入れているため、外観を損なうことなくしっかり安定するようになっています。

かなり頑丈ですが、脚部は六角棒レンチを使って簡単に分解することもできます。

また、足元の棚板はお客様にご希望いただいて取り付けたのですが、脚部にのせているだけなので自由に取り外すことができます。

味わい深い文机の形を崩すことなく、なおかつお客様のご希望に沿うリメイクをすることができ、「こういう方法もあるんだ」としみじみ思いました。

お客様は、納品にお伺いすると開梱と同時に「わぁ！可愛い！」と喜んでくださいました。

そして、「後で部屋にセッティングして写真を送りますね｜」と言ってくださった野上さん。

すごく楽しみに待っていると、翌朝さっそくメールをいただきました。

「色味もよく調和していて、サイズもぴったり。
これでまた長く文机を使うことができます。
本当にありがとうございました！！」

す…素敵すぎる！！

周りのインテリアと調和して一層お洒落です。

リメイクさせていただいた家具をこんなにも素敵に使っていただけるなんて！お写真を眺めているだけで癒されます。

ところで、野上さんから頂いた本を改めて読んでいるのですが、どのページも本当に素敵なお弁当ばかりで。

「お弁当ってこんなにワクワクするものなんだ！」と、ページをめくるごとに思います。しかもレシピが普段からお家にある材料で作れるものばかりなので、最高です。

センス抜群な野上さんに家具のリメイクをご依頼いただいたこと、そして喜んでいただけたことが嬉しくてたまりません。ありがとうございました！

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
Follow @yurimatataroots

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