2021-05-25

鎌倉彫の引き出しをリペア。本体の割れや前板の剥がれを綺麗に修復！

鎌倉彫の引き出し収納をリペアさせていただきました。

ご依頼くださったのは、先日ブログでご紹介した三面鏡のレストアをご依頼くださったお客様。

昭和初期の三面鏡をレストア。部材が朽ちて塗装が傷んでいたけれど…

「こちらの引き出しも思い入れのある物だから修理して再び使えるようになったら…」とご相談くださいました。

お客様から送っていただいたお写真を見ると、引き出しの前板は外れ、本体の角が割れてしまっていました。

うむむ…ガッツリと割れてしまっていますが、果たして直すことができるのでしょうか。

様々な家具のリペアをしてきたルーツファクトリーですが、私は少し不安になって『家具作りたいおっさん』（ルーツファクトリー代表）に聞いてみました。

すると、

「もちろん、直せるよ。」

あっさりOKが返ってきました！やっぱりー！頼もしいー！

というわけで、三面鏡と一緒にお引き取りして、修理させていただきました。

こちらの引き出しは、「新品のようにピカピカにする」というよりは「傷んでしまったところを修復する」リペアに近い作業をご依頼いただきました。

とはいえ、根本から直さなくてはまた壊れやすくなってしまうので、やはりやることとしてはそれなりに大掛かりになります。

一度家具を分解し、接合部分を補修、ガタガタになってしまっていた引き出しを締め直し、作業した箇所の塗装を直しました。

さぁ、果たしてガッツリ割れてしまっていた引き出しは本当に直すことができたのでしょうか。リペア後の姿はこちらです！

おおぉ…！！しっかり綺麗になっています。

バリっと割れてしまっていた本体の角も、バッチリ元通りになりました。

引き出しの前板の剥がれも直り、それだけでなく全体を締め直したので開け閉めもしやすくなりました。

全体的についてしまっていた汚れを取り、軽く磨いてあげることで漆塗りの美しい輝きを取り戻しました。

こちらを三面鏡と一緒にお客様のもとへお届けすると、「直って良かった！」と喜んでいただけました。

お客様の大切な家具が再びお客様に使っていただけるようになり私たちも嬉しいです（＾＾）

ご依頼いただきありがとうございました！

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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