大きな壁面収納をリメイク!形はそのままサイズを少し縮めて…前編
「両親の思い出が詰まった家具を、自分の家のインテリアに合わせて、受け継いでいきたい」
リメイクで、そんな素敵な思いをお持ちのお客様のお手伝いをさせていただきました!
リメイクさせていただいたのは、とっても大きなサクラ材の壁面収納タンス。
お客様のご実家で使われていた家具で、ご実家のリフォームにともなって廃棄処分するか否か…となりご相談くださったそうです。
ご希望のリメイク内容は、できるだけそのままの形で少しだけサイズを小さくしたい、ということ。そして、外観塗装を木目を生かしたグレイッシュブルーに変えたい、ということでした。
タンス全体の高さが2650mmあり、そのうち上部500mmは取り外しできるようになっているけれど、それでもお客様が設置したい場所はH2090mmしかないため収まりきらないとのことでした。
また、幅も3400mmとかなり大きく、設置場所の寸法は2940mmだからどうしたものかとも悩んでいらっしゃいました。
タンスは3つのユニットに分かれていたので、1ユニット分なくしてしまうか、少しだけ縮めるか…
ルーツファクトリー代表の『家具作りたいおっさん』が家具の構造を丁寧に見ながらどうやってリメイクするかご相談していきました。
そうして決まったリメイク内容は・・・
・タンスの扉の寸法や本体内部の寸法は変えずに、台輪を薄いものに付け替えることで高さを抑える。
・3ユニットを連結するために前面のみに天板を製作する。
・ユニットを組み替え、一番細身の部分をカットする。
・内部のお着物盆を取り外し、そこに棚板を入れる。
・内部の色を濃色に統一する。
・外観をグレイッシュブルーに塗装する。
ザクっと書いたつもりが、内容てんこ盛り。笑
なるべく金額を抑えられるように一番構造をいじらなくて済む案ではあったのですが、それでもかなり手を入れなければいけないことは確かです。
塗装も何しろ大きなサイズなのでムラなく綺麗に塗るために技術が必要だったし手間もかかりました。
さらに↑に書いた以外にもたくさんの作業がありました。ひゃ〜!目眩がしてしまう〜!
ですが。
その分めちゃくちゃ素敵な仕上がりになりましたよ〜!
リメイク完成後はこちらです!
思わず「えーっ!?」って叫んじゃいませんか?( ̄▽ ̄)私は叫んじゃいました。
たしかに元のタンスの形がそのまま残っているのに、ずいぶんと雰囲気が変わりました!
塗装に合わせてマットシルバーの取っ手も新たに取り付けました。カッコいい〜!
リサイズについてはこの通り。まず、台輪を取り外し、代わりに厚みの少ないフレームにのせて固定。
さらに、天板は見附部分のみに見栄えを良くするためとユニットの連結も兼ねて取り付けました。(設置予定場所は下り天井になっていたため)
内部は、着物収納部分のお盆を取り除き、代わりに棚板を設置しました。塗装も周りに合わせて濃色に塗り直しています。
また、ネクタイ掛けを鏡と合わせて使いたいとご希望いただいていたので、ユニットの組み替えにともなって変更した鏡の位置に合わせて移設しました。
いやはや、すごく素敵に仕上がったのでお客様のお家に納品させていただくのが楽しみで楽しみで仕方なかったのですが・・・
しかし、この大きなタンスをいったいどうやって納品するのでしょうか!?
お引き取りしたお家と納品先のお家は違うけれど、無事に設置することはできるのでしょうか。
次回、納品編に続く…
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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