婚礼タンスの扉鏡をリメイクして上品で優雅なシュバルミラー風姿見に
華奢で優雅なフレームが美しく、アンティーク家具の中でも人気の高い自立式の鏡「シュバルミラー」。
その歴史は長く、フランスで1700年代から使われていたといいます。
「シュバル(Cheval)」はフランス語で「馬」という意味で、土台となる脚の部分が馬のように見えたことからそう名付けられたのだとか。あぁ、なんだかもう名前の由来からして優雅な気分になっちゃいますよね。
さて、なぜいきなりシュバルミラーの話をしているかというと。
なんとシュバルミラー風の姿見を、お客様の婚礼タンスの扉鏡からリメイクさせていただいたのです!
リメイクをご依頼いただいたのは、こちらの洋服タンスの扉。
洋服タンス自体はそのままお使いになるそうなのですが、お部屋の間取りの関係で扉は取り外すことになったというお客様。
廃棄も考えたそうですが、なにか別のものにリメイクできる可能性があれば…とルーツファクトリーにご相談くださいました。
そして、お打ち合わせの結果ナイトテーブル2台と姿見にリメイクさせていただくことになりました。
しかし。
お打ち合わせから帰ってきた家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)は何やら悩み込んでいました。
何をそんなに悩んでいるのかと聞いてみたら「お客様のお家の家具が素敵すぎて」とのこと。
なんと!おっさんからお客様のお部屋の写真を見せてもらうと、たしかにめちゃくちゃ素敵でした。
格調高いクラシックスタイル、上質感漂うヨーロピアン家具…思わず時を忘れてうっとりと眺めてしまいました。
そんなわけで、ナイトテーブル2台と姿見にリメイクすることは決まったけれど、家具作りたいおっさんは意匠面をどのようにするのが良いか悩みまくっていたようです。
さて、そうして日夜考え抜いて辿り着いたのが、シュバルミラーだったというわけです。(ナイトテーブルについてもこれまた長い長いデザインの道のりがあったのですが、そちらは別のブログで書きますね。)
お客様にいくつかフレームのイメージをお送りして、お好みを伺って詳細をデザインしました。
(試作をしながらデザインの詳細を詰めていったシュバルミラーのフレーム)
また、お客様から鏡の幅をW200mmほどに縮めたいということ、枠はなるべく細身にしたいということをご希望いただいていたので、それも含めて全体のバランスをみながら製作することになりました。
さぁ、いったいどんなミラーが完成したのでしょうか。
リメイク完成後はこちらです!
す、す、素敵ー!!!
細身のフレームに上品な装飾がほどこされ、とてもお洒落です。
姿見のサイドには、鏡の角度を調整できる金具が。このノブも、華美すぎずほどよく可愛らしく、絶妙ですよね。
このように細部まで部品をこだわることができるのはオーダーメイドのリメイクならでは。
ところで、このようにフレームを新規製作する場合、婚礼タンスの扉から鏡をはがす必要がありますが、実は扉から綺麗に鏡をはがすのってかなりコツがいります。
両面テープなどでガッチリと接着されていることが多く、一歩間違えると鏡が割れてしまうこともあります。
ルーツファクトリーでは鏡のリメイクをよくご依頼いただいて得意なことの一つなのですが、このようにシュバルミラー風にリメイクさせていただいたのは初めて。また一つ、素敵な家具のリメイクをさせていただけてとっても嬉しいです!
そして、お客様のお家に納品させていただいた後、お客様からお写真をいただきました。
あぁ!やっぱりお客様のお部屋にすごくお似合い!
お写真と一緒に「素敵によみがえった品を大切に使ってまいりたいと思います。」と嬉しいお言葉もいただきました。
大切な家具のリメイクをおまかせいただきありがとうございました!
(一緒にご依頼いただいたナイトテーブルについてもまた今度ご紹介するのでぜひお楽しみに♪)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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