2018-06-09
オーダーリメイク
無垢材ダイニングテーブルを2台のアイアン脚テーブルにリメイク!
無垢オークのダイニングテーブルを、細身のアイアン脚のテーブルにリメイクしました!
先日引き取りに伺ったこちらのテーブル、とっても立派で素敵です♪
お客様から、こちらを「半分にカットして、普段カウンターのように使えるようにしたい。」とご依頼いただきました。
どのようにリメイクを行ったのか。今回はその様子をご紹介しちゃいます!
目次
脚、幕板、反り止めを外し、丸鋸で天板をカット
まずテーブルの脚を取り外し、幕板や反り止めも取り外します。
天板をカットします。
今回は「なるべくコストを抑えてリメイクして欲しい」とのご希望なので天板は磨きません。なのでカットの切り口が仕上がりにダイレクトに影響してくるので重要です。
正確に切るために今回は丸鋸(丸ノコ)を使用しました。
ルーツファクトリー淡路島工房にはいろんな大きな木工機械があありますが、時にはこういうシンプルな道具が一番最適な事もあります。
丸鋸ガイドを位置に合わせてクランプでしっかりと固定してからカットします。
よく「丸鋸でまっすぐ正確に切るのが難しい」なんてお話を聞きますが、きちんと固定して丸鋸ガイドを使ってあげれば実に正確に切る事ができます。
丸鋸ガイドは2枚の板を組み合わせた自家製です。簡単にできるので用意しておくとDIYにとっても役立ちます。
ペーパーやカンナでカット断面&天板裏面を整える
カットした断面をペーパーで綺麗に整えます。今回は180番→240番と2段階であてました。
角が尖っていて当たると痛いし欠けも起きやすいので他の角と同じように面取りをします。
鉋(かんな)をすーっと当ててあげると綺麗に面が取れます。
今回のご依頼は「塗装は小口(カットした面)だけであとはそのまま」と云う内容でした。でも、↓のように裏面のビスを外した穴がバリになっています。
そのため、そこはペーパーで整えました。
水性ウレタン塗料を小口に塗って完成!
塗料(水性ウレタンを)を刷毛で小口に塗ります。
そのままだとケバだったりするので、乾いたら一度軽くペーパー(320番)を当てて、再度水性ウレタンを塗ります。そうするとツルツルに仕上がります。
これで天板の方の作業は完了!
気になってしまう天板の汚れ&傷…サービスしちゃいました!
天板について、ご依頼いただいた内容はこれで完了。
なんですが、どうもやっぱり天板の汚れや傷が気になります。
「せっかくリメイクするのだから綺麗にしてあげたい…」
と、いう事で天板全体を上から水性ウレタンで塗装する事にしました。
元の塗膜(ウレタン仕上げ)を研磨して落とすとかなりの作業になってしまうのですが、アシ付け(表面を軽くサンディング)して上からウレタン塗装をすると良い感じに綺麗になるので、サービスでしちゃいます。
ここでガン(塗装用のスプレーガン)の登場です。
2枚並べて全体にウレタンを吹き付けます。
完全に乾いてから耐水ペーパーで水研ぎ(水を付けながらサンディングする事)します。800番→1500番の順で水研ぎします。
軽く水研ぎしてあげるだけですごく手触りが良くなります。
そしてもう一度上から全体にウレタンを吹き付けます。
完全に乾かして今度は2000番で水研ぎして完成です。
艶々ピカピカにしちゃうと雰囲気を損なっちゃうので、元と同じように五分艶(半艶)にしました。
天板サイズに合わせて溶接。アイアンフレームの製作
そして今度はアイアンの脚の製作です。
天板サイズに合わせて溶接します。
取り付け用の穴をあけたり、脚の底に床に傷が付かないように鉄板を溶接してから、黒皮(酸化皮膜)仕上げにしたら出来上がりです。
この時、黒皮仕上げの前に色ムラの出ている部分などはバーナーで焼いて綺麗にします。
さぁ、出来上がったアイアンのフレームに天板を取り付けて完成です。
どのように仕上がったか…納品ブログをお楽しみに!
あとはアイアンフレームに天板を取り付けるのみ。天板を取り付けて、どのように仕上がったか。それはまだ秘密です。
納品時のブログをどうぞ楽しみにしていてください♪(2018/06/21更新 アイアンフレームに天板を取り付けて完成&納品した時のブログはこちら)
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「家具作りたいおっさん」阪井
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