欅の婚礼家具(タンス)をリメイク。引出しと側板を生かした電話台。
欅の婚礼箪笥をリメイクして引き出し付きの電話台をつくりました。
お客さまの大切な思い出の詰まった婚礼家具は、欅をふんだんに使った贅沢でとても素敵なお品でしたが、
新しく建てられた新居には置く場所が無く、2階の1部屋を占領してしまっていました。
お友達にその話をされたところ、その方は以前にルーツファクトリーで家具のリメイクをさせて頂いたお客さまでした。
「とても気に入っていてオススメよ」との事でルーツファクトリーを紹介してくださったのです。
お見積りに伺ってヒアリングをして、ご相談の結果、思い出の婚礼箪笥から5つのリメイク家具を製作させて頂きました。
こちらの電話台はそのひとつ。
欅の婚礼箪笥の側板と、整理箪笥の引き出しを使い製作しました。
お客さまと相談の上、差し色にお客さまの好きな「赤」を使いました。
ともすると古臭く感じてしまう事にもなる昔ながらのその佇まいに、鮮やかな赤を用いる事で刺激と調和を両立しました。
日本には昔から「赤」のものが結構あって、古い箪笥なんかに以外と相性が良いんです。
下品にならないように、あくまでさり気なく差し色として使うのがポイントです。
箪笥などの箱物(はこもの)と呼ばれる家具は、ほとんどがフラッシュ構造を採用して作られています。
反りや狂いも出にくく、実に優秀な構造なのですが、リメイクするとなると話は別で、かなり難易度が高いんです。
この電話台の形をつくる前の「板材」のパーツをつくる所、通常(新たな材からつくる時)だと半日も要らない作業なのですが、
一度板になった材を再び別の板材につくり変える作業になるとそれだけでかなりの時間と手間がかかります。
でも、そうまでしてでも残したい大切な「思い出」の為になら、その手間を惜しむ事なく、むしろ喜んで手間をかけます。
家具のリメイクって不思議で、そうやって手間暇と愛情をかけてつくっていくと、なんだか家具が喜んでくれているのを感じるんです。
こうして手間と愛情を惜しみなくかけたリメイク家具をお客さまの元にお返しする時、すごくドキドキワクワクな瞬間です。
お客さまはとても喜んで頂いて、後日わざわざタニヨンベースまでお越し頂いて「ありがとう」と仰って頂くほど。家具屋冥利に尽きるとはまさにこのことですね。
大切な家具をルーツファクトリーにお任せ頂いてありがとうございます!
「家具作りたいおっさん」阪井
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