2023-05-02

カウンター下食器棚をオーダーメイド。シンプルな形にこだわり色々♪

ご新居へのお引っ越しを機に、お部屋にぴったりの家具を新調したいとオーダーをいただきました。

色々な家具が欲しいけど、一つは食器をしまうスペースが足りないから食器棚が欲しいとお客様。

そして、ご新居のキッチンカウンター下のスペースを持て余してしまっているから、ちょうどそこに置けるような収納を作ってほしいとご依頼いただいたのがこちらの食器棚でした。

シンプルなキャビネットですが、かなりのこだわりが詰まっています。

まずはサイズ。

カウンター下の空間ぴったりとなるように、W900 D400 H900で製作しています。この、「ありそうでなかなか無いサイズ」というのがオーダーメイドでは叶うんですよね〜！

カトラリーやお皿など色々なタイプの食器を収納予定とのことだったので、上部は引き出し、下部は開き扉の棚板収納にしました。

引き出しは3段引きのスライドレールを採用して、たっぷりと収納できるようになっています。

お持ちの食器は様々なサイズのものがあるとのことで、下部の扉内部には真ん中に仕切り板を入れて、片側には背が高めの食器を入れられるように棚板を1枚、もう片側にはたくさん食器を入れられるように棚板を2枚付けました。

可動棚となっており、棚位置は左右どちらも上・中・下と移動できるようになっています。

また、棚板の大きさは全て同じなので、左右で棚板の枚数を入れ替えることも可能です。ちなみに、もし「棚板もう少し欲しいな〜」となった時には同じ仕様でまた作ることも可能です。自社工房でのオーダーメイドならではです♪

ところで、真ん中に仕切りを入れることで左右で棚の位置をかえられるというメリットの他に、しっかり強度を確保できるという意味合いもあります。

お客様は「安い市販品だとぐにゃぐにゃしていて心配で…それが今回オーダーメイドしてもらった理由の一つでもあります。」と仰っていました。

外観はとにかくスッキリとするようにデザインしました。

お部屋が白基調とのことだったので、色はホワイトに。ただ、真っ白だと味気なくなってしまうので、ご相談の上で木目調のホワイトにしました。

扉や引き出しの引き手はなるべくさり気ないものにしたいとのお客様のご要望で、取っ手は付けずに扉の上側と引き出しの下側にそれぞれテーパー加工を施し手がかりとなるようにしました。

脚はテーパーカットの丸脚にしました。

こういったデザインのキャビネットは角脚や角テーパー脚が多いですが、丸テーパー脚にすることでスタイリッシュながら柔らかな優しい印象となりました。

脚は本体より少し内側に入れたのですが、そうすることで壁の巾木を避けることができてキャビネットを壁にぴたりとくっつけることができます。

それでは、実際にお客様のご新居に納品した際の写真をご覧ください。

ジャストサイズ！まさにジャストサイズです。

ちょうどカウンター下に収まる横幅と高さ、そしてカウンターから出っ張りすぎず、でもしっかり収納もできる奥行きサイズ。

お客様には「ばっちり！大満足！」と言っていただけました。あと「脚かわいい！この形にして正解！」と喜んでくださいました（＾＾）

オーダーメイドならではの魅力がたっぷり詰まった食器棚となりました。お客様のご新居での暮らしが一層豊かなものとなりますように♪

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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