今、目に映るものをもっと楽しみたい。いつだって手をのばせば近づける。
今朝、エアコンを付けようと窓を閉めかけて、ふと目に飛び込んできた景色にハッとした。
鮮やかな緑。夏だ。
一見なんでもないことに、時々胸が踊ります。
ちょっと、諦めかけていたんだと思う。
自分が理想としている「豊かな暮らし」とはほど遠いところにいるような気がして。
そんなことは、ないのかもしれない。
足りないと思うことは、たくさんある。家の床をかわいいウッドタイルにしたい。寝心地抜群なマットレス＆まくらが欲しい。
でも、それよりも、と思ったのです。
今、目に映るものをもっと楽しみたい。そのために私ができることは、それこそたくさんあるんじゃないかしら、と。
そんなことを考えながら、エアコンを付けるのを少し先延ばしにして、キラキラと光る緑を眺めながら洗い物を始めました。
洗い物が楽しい。
新調した食器棚が愛しい。
きっと、「あれもない、これもない。」と言っていたら、本当に「ない世界」にどっぷり浸かることになるんだろうな。
あると思うか、ないと思うか。
ただそれだけのこと、な気がする。
いつだって、手を伸ばせば、近づける。
追い求めることは、ギラギラとして息苦しいことだと思っていた。
でも、自分が”本当に”心惹かれるものに手を伸ばそうとするのは、心地の良いことでした。
知らない誰かのそれを追いかけようとするから、苦しいのかもしれない。
今ある景色をもっと楽しむためには、楽しくするためには、今あるものを知る。
実は自分が持っていたものに気づき、それを大切にする。
そうやって、一つずつ見つけていくと、実はたくさん持っていたんだなぁと思いました。
豊かな暮らし。
とりとめもないポエムでした。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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