2018-07-03

なんてことないお昼ご飯にふと思い出させてもらった大切な気づき。

決めつけはよくないな。と思った話。

もともと僕はずっと「言うことが聞けない子」（いわゆるアカン奴）だったので、決めつけられるのも決めつけるのも嫌いです。「こうでないといけない」っていう決めつけは可能性を閉ざすだけの行為だと思っています。

先日、パスタを作りました。たまたま家で用事あったので家にいてお昼ご飯を作ろうと思ったらそうめんが切れててそうめんつゆはある、そんな状況でした。

他に家にあったのは淡路島の無農薬無化学肥料栽培にこだわってる農家の夛田さんの美味しい玉ねぎだけでした。

淡路島で素敵な浜辺のBBQに参加させてもらった時に頂いたものです。極上のBBQでした。太刀魚の一夜干しとか感動の美味さだった…(´Д`*)

家にあった食材はそうめんつゆとその夛田さんの玉ねぎくらい。ま、他にも冷凍庫とかにはいろいろあるんですけどなんせサッと済ませたいお昼ご飯だったので解凍とかは無しだったんです。「他になんかないかな？」と探したら見つけたのが使いかけのパスタ。そこで思いついたのが

パスタをそうめん風にいただく。

というスタイルでした。あれ？そういやうどんとか中華麺とかはツユで食べたりするけどパスタって聞いたことないな？と思い、好奇心もあってやってみる事にしました。

さっそくパスタを茹でて、冷水で冷やしてシメて、めんつゆと氷に夛田さんの玉ねぎを刻んで入れました。

美味しそう！！出来上がったのでさっそくいただきます。

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ん？あんまり美味しくない(-.-;)

不思議（でもないか）です。パスタの食感とめんつゆと玉ねぎが、なんだか不協和音を奏でているのです。好みではあると思いますが、僕はあまり美味しいとは思えませんでした。あ、僕かなり食の間口は広いので「こんなのそうめんじゃない！」とかっていう変なこだわりではないですよ。

とにかくあんまりしっくりこなかったんです。簡単に言うと「惜しい！」って感じ。なんだかそれぞれは美味しいのですが、でもそれぞれがバラバラでいまいち。つまり「不協和音」な感じだったんですよ。

でね、考えました。それぞれは美味しいのになんだかバラバラで美味しくない。マズイとも言えないけど「美味しい！」って感じではない。仲良くないんですよね。それぞれ立派なプレイヤーなのにチームとしてまとまってないみたいな感じ。

なんとかできないものか？って思って考えました。そしてある存在が浮かびました。「あっ！彼だ！！」と。

そう、どこのスーパーでもいつも安価で手に入る僕らの生活に欠かせない存在。卵です。

さっそく割り入れて混ぜました。見た目はあんまり良くないですが、見た目と味はまた別の問題。さっそくいただきます。

美味い！めっちゃ美味い！！*･'(*ﾟ▽ﾟ*)’･*

今までバラバラだったプレイヤー達が卵君の元で突然一丸となって見事な連携プレーを見せてくれました。本当にビックリするくらい美味しくなりました。

ただ、それだけの話です。「パスタを刻み玉ねぎと共にそうめん風に食べようとしたら不味かったけど卵を入れたら劇的に美味しくなった」というただそれだけの話です。

でも、これってものすごい「気づき」やなぁ…と真昼間から一人感動したのです。

仕事や遊び、人間関係、いろんな事にコレって通じているなぁと思いました。メインでバリバリ目立つわけじゃない。それこそ割り入れて混ぜたらなんの面影も残らないし気づかれないかもしれない。でも、

そこに居ることでチームワークが成立する大切な存在。

実生活でもきっといる筈です。スタンドプレイヤーばかりじゃチームは成立しません。適材適所、いろんな個性があるから面白い。そして決めつけはいけない。ほんの些細な要素が欠けているだけで、すべてが不味くも美味しくもなる。

なんてことないお昼ご飯にふと思い出させてもらった大切な気づきでした。

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