これで強度もバッチリ!アームチェアの分解・組み立て、リメイク全貌!


おかげさまでたくさんのお問い合わせをいただいる、ROOTS FACTORY人気の”家具のリメイク”


「家具をリメイクする」ってけっこうメジャーになってきたけど、それでもやっぱりどんな作業をしているのか想像できないことも多いですよね。スタッフの私も、リメイクの作業内容を見る度に「こんなに色んなことをしてるのか!」って毎回驚きでいっぱいです!


先日↓でご紹介したアームチェアのリメイクも、ご依頼内容は「肘掛けを外す」ことでしたが、それを実現するために「肘掛けを外す」前後に様々な作業がなされていました。

肘掛けがテーブルに当たってしまえない!お悩み解決☆アームチェアのリメイク



家具のリメイクって一体どんなことをしているの?


今回はその全貌に迫っちゃいたいと思います!

アームチェアの分解。外せるものは外すっ


まず、アームを外しました。





ゴムハンマーで、部材を傷つけないために力を入れすぎないようにしながら外していきます。お客様の大切な家具ですし、それぞれの部材自体を使っていくことになるので、リメイクでは分解作業から丁寧に丁寧に作業していく必要があります。





次に、座面を外しました。





えっ、肘掛けを外すのが目的なら、座面は外す必要なくない??


と、無精者な私は思っちゃうんですけど・・・


座面を外すのには理由があるようです。


フレームを触るともれなく座面にも触れることになるので、汚したり傷つけたりしないように、そして作業しやすいように、先に取り外しておく必要があります。また、分解すると他に問題のあるところも見つけやすくなるし直しやすくなります。

座面に食い込む形をしていたアーム。取り外したら不恰好になるので・・・


さて、無事にアームを外しはしたけど、実はこちらの椅子、このように座面が元のアームの形に合わせて作られていることもあり、そのままでは不恰好です。





そこで、アームの立ち上がり部分を座面のラインに合わせてカットすることにしました。





ふふふ、なんとも可愛らしいパーツができあがりました。





試しに座面も付けてはめてみると・・・





うん、ぴったり♪

後脚フレームのアーム接合部をリメイク


そして、後脚フレーム側のアームとの接合部もリメイクしていきます。


接合部は、このようにほぞ組みされていたので穴が空いています。





この穴を埋めるため、外したアームの部材を穴の形状に合わせて削り出し、埋め木(木栓)しました。





ボンドを入れ、穴に材を差し込み、埋め木専用のノコギリで平らにカットします。





一般的なノコギリは、ノコ刃に木くずを着きにくくするため&切断時の摩擦抵抗を少なくするため、刃が「アサリ」といって左右に開いた形になってるんですけど、このノコギリは平らな刃となっているので、材を傷つける心配がありません。




「肘掛けを外す」ミッションはクリア!だけど・・・がっつりフレームのリペアも!


さぁ、これにて一件落着!「肘掛けを外す」リメイクが完了!


ですが。


分解した時に後脚フレームの接合部が緩んでいるのを発見していました。





なので、フレームを一度外して再接合することにしました。なんと!





おおぉ・・・!!なんだか大がかりなことに・・・!!





肘掛けを外すだけじゃなく、がっつり不具合もリペアしちゃいましたね。


不具合があると、せっかくリメイクしてもすぐに壊れちゃうかもしれないですもんね。これから先も長く使っていただくために、ベストを尽くします。

強度を保つためにアームの代わりに補強を!


さらに。


こちらの椅子は元々、アームによって強度を保つ作りをしていたので、代わりに補強を入れました。


後脚フレームの一番負荷がかかる場所が接合部なので、この部分に。





補強は、アームに使われていた部材を削り出して、つくりました。


・・・と、サラッと書くと簡単そうに聞こえますが、実はこの作業、なかなかに大変だったそうです。フレームに角度がついていて、その角度に合わせて部材を削り出さなきゃいけない。





徐々に徐々に削り出して、ピタリと合う角度を見つけ出しました。





クランプで固定しながらビス留めして、





その部分をカバーするために、またアームに使われていた部材を穴の形状に合わせて削り出して、





埋め木しました。





そして、最後の最後!


補修部を磨き直して、全体にオイルを塗って仕上げました。

書き出してみるとかなりのボリュームになる家具のリメイク!仕上がりは・・・


いやぁ、これらの工程、家具作りたいおっさんから話を聞いてわかっちゃいたけど、改めて書き出してみるとかなりのボリューム!けっこう駆け足で書いていったけど、それにしても長い道のりでありました。


さぁ、そうしてできあがった新生チェアはこちら!





元の部材を使ってリメイクしたので、雰囲気を損なうことなく仕上げることができましたね。


そして、フレームの緩みもリペアして補強を入れたので、強度もバッチリ!これから先もお客様に長く長く使っていただける椅子に生まれ変わりました。





納品の前にお客様にメールで仕上がりをご報告すると「ステキですね、想像どおりです、ありがとうございます」と嬉しいお言葉をいただきました(^^)


さらに、納品させていただいた後にもお電話で「さっそく使ってます!イイ感じです!ありがとうございます!」と言ってくださいました。嬉しいかぎりです!




他のところで「できない」と断られても、どうぞご相談ください!


今回このリメイクをROOTS FACTORYにご依頼をいただく前、お客様は他の家具屋さんにもお問い合わせされたそうなんですけど、そちらでは「肘掛けで強度を保っているデザインだから」と断られてしまったと仰っていました。


たしかにその通りでしたが、アイデア次第でこのようにリメイクすることもできます。


「他で断られたから無理なんだ」と諦めてしまう前に、ぜひROOTS FACTORYにご相談くださいね。








ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ



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