2017-07-04

北新地の知る人ぞ知る名店でリメイク!?女将の愛情を看板に!!「旬鮮彩庵 竹膳」さん


割烹の建具型の店内看板をリメイク、納品してきましたっ!! ←漢字多い


大阪で一番由緒正しい大人の夜の遊び場、北新地にある割烹「竹膳」(ちくぜん)さんの入り口の看板、レジ前にあるキープボトルやいろいろなものを仕舞う棚の扉と一緒になった看板、その看板リメイクのご依頼を頂きました。





これがリメイクする前、現調(現地調査)にお伺いした時の写真、このままでもとっても綺麗だしお洒落なのになぜまたリメイクをする必要があったのか?それは




女将さん直筆の書を飾りたい!




というとっても粋なご希望からのオーダーでした。女将さん直筆の書がこちら↓







う〜ん達筆!!




なんとこの「竹」を書くために書道にも通い、半年かけて書かれたのだとか!さすが北新地の知る人ぞ知る名店!!こだわるポイントがカッコよすぎです!!そんなご相談をいただいて嬉しい限りの僕、家具作りたいおっさんだったのですが、気がかりなことがひとつありました。


それは材質です。看板を囲っている手強い相手、お店の名前も書の文字もにもある「竹」だったんです。竹は繊維がまっすぐにはしっていて、横向けの加工が結構しにくい!しかも建具になっているので裏側のベースの板にしっかりと貼り付けられている。変な切り方をすると繊維がもげてバッキバキになっちゃう可能性があるってことです。





リメイクのお仕事の時にいつも一番気を使うことがあります。それはその素材の一番の特性。


ルーツファクトリーのリメイクの核心は中古品を見栄え良く手直しするのではなく、お客さまの大切な品に手を入れるということ。人生のきっかけや記念、特別な思い出など、そのお客さまにとっての特別な「大切」が詰まっている。つまり、




世界にたったひとつしかない!ということ。




つまり失敗は許されないということなんです。もちろん危険な(失敗する可能性のある)加工の時は事前にお客さまにお話して、プランB、プランC(副案)も用意しておきますが、そうは言っても失敗が許されるわけじゃない。


今回も「竹」という加工が難しい素材だったので、結構気になっていました。お客さまにはあらかじめそのことをお伝えして、「竹のカットが綺麗にいかない場合は、新しくベースの建具ごと製作する」という事でご了承いただいていました。


でも、そうすると費用もその分上がってしまうし、何よりお店のオープン時から「竹膳」の歴史を刻んできた看板を彩っていた竹たち。なんとかそのまま生かして使いたいと思っていました。こういう時の失敗を避ける為の一番の方法があります。それは、




同じ素材を用意してテストをする。




手間もコストもかかるのですが、これによって失敗を防げるので、ルーツファクトリーのリメイクはさまざまな加工で、ほぼこのテストを行っています。今回の場合、枠はすでにできているので、鋸(ノコギリ)の加工は向きません。鋸なら刃の力もすごく強く、安全にも切れるのですがこれが使えない(泣)


ちなみにこれが「横切り盤」と言われる横向きに木を切る鋸です↓





さっそく淡路島工場に連絡して竹を見つけ出して用意しておいてもらい、繊維に直行する(横向きに)カットのテストをしてもらいました。





「トリマー」という回転する刃で切削する機械を使って竹のカットのテストをした所、綺麗な切り口!!「よし、これなら無事に切れそう!」ということで加工の方法は決まりました。


お預かりさせて頂いた看板を淡路島工場に搬入、到着したのは夜でしたが、さっそく作業にかかります。





通常、リメイクも万全の準備をしたいので、納期は1ヶ月以上頂いております。でも今回、お預かりしてその日の晩には最初の作業に取りかかるほど急いだのには理由があります。それは、




お店が絶賛営業中だから!!




前もってお話もして、しばらくお預かりする段取りにはなっていましたが、お預かりしてる間その看板の無い状態で営業して頂くことになります。横の扉を寄せておくことで、特に見苦しかったりはしない状態にはなりました。


でも、のんびりやる訳にはいかない!!なんせ半年かけて「竹」の字を書き上げるほど女将の愛情とこだわり、気遣いの詰まったお店。「見苦しくない」と「最高の状態」では全然違います。お預かりも定休日を挟める金曜日にさせて頂きました。





その日のうちに最初の作業をはじめ、まずは山場のカットを無事終えた所で、後の作業は万全を期すために翌日から開始しました。


女将の書を飾るための額縁は、元の額より少し大きめ、だから竹の部分もカットすることになったのですが、額縁と元の看板にはサイズの他に大きな違いがもうひとつありました。それは




中の色紙(絵)が交換できる様になっている。




ということ。まぁ額縁なんで当たり前ではあるんですけどね。これがまた厄介で、元の建具は裏のベースに裏から看板を直接固定し、周囲を竹で囲った仕様でした。そのままの構造では額縁を仕込んでも中身を変えることはできなくなってしまいます。





似ている様でまったく異なる2つの物の用途の違い。それをなんとか解決しなければなりませんでした。考えた末、元の仕様で外すことができないようになっていたベースを、取り外しができるようにして、そこに対して額縁を取り外しも可能なように固定する。要するに…




中の書を交換できるようにしました ♪( ´▽`)




加工を無事終え、手厚く梱包され、嵐が迫ってくるなか海を渡り(淡路島からなので一応w)本日めでたく納品となった訳です。





定休を挟んで作業させて頂いたので2日間だけ看板不在で営業して頂く形にはなりましたが、最短で納品できました☆


さぁ、それではじっくりとご覧ください!





女将の愛情の詰まった看板ですっ!!













粋! エレガント!! 心地良い!!






いくら褒めても褒めたりないこの佇まいっ!!感動です。




じ〜ん(涙)




脇役ではありますが、女将の愛情に負けないよう、ビシッと収まるようにルーツファクトリー工房も頑張りました!!アップでどうぞー♪








Ohー!!ビューティフォー!!








納品を無事に終え、感動に浸っていると板長さんが「あの〜」と困り顔。


「はい?どうしました??」


お話を伺うと入り口のドアがすごく重たくて困ってるとのこと。




まっかせなさーい!!







ついでにドアの戸車の修理もしてきました☆ちょうど車に工具を積んでて良かったw


ルーツファクトリーの家具のリメイクは、ただの加工作業ではありません。お客さまのオーダーに応じてあらゆる加工を行いますが、一番大事なのは加工の種類ではなく、お客さまの「ハッピー」につながること。


今回の看板のリメイクは、ご相談からヒアリング、お引き取りから納品まで、女将のお店への愛情、お客さまへの気遣いをひしひしと感じて、とても素敵な刺激をいただきました。





北新地割烹「竹膳」さん、本当に素敵なお店です。普段恐れ多くて僕なんかにはなかなか近づきにくい敷居の高い印象の「北新地」ですが、こんなに素敵なお店があることを知ってしまたら、今度はぜひ「客」としてお邪魔したいと思いました。


とは言え一人ではなかなかドキドキするので一緒に行ってくれる人、大募集です☆





【北新地 割烹・小料理屋「旬鮮彩庵 竹膳」】



四ツ橋筋沿い堂島アバンザ裏手JR東西線北新地駅11~21番出口より南東へ徒歩5分

●大阪府大阪市北区堂島1丁目3番24号エスパス北新地20-2F
●TEL/FAX:06-6346-3030
●営業時間:18:00~
(食材が無くなり次第終了させていただきます。お気軽にお問合せ下さい。)
●休日:日曜日、祝日、土曜日(不定休、要問い合わせ)
●席数:カウンター6席、テーブル8席、座敷8席
※ご予約・お問い合わせは、お電話にて承っております。







「家具作りたいおっさん」阪井


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